「光熱費を安く、安全に、そして環境にやさしく暮らしたい」 そんな住宅を目指す方に注目されているのが、オール電化住宅です。
今回のウインクスコラムでは、その魅力だけでなく、暮らしへの影響や注意点も解説します。

メリット

  1. 光熱費の簡素化と節約効果
     電気一本にまとめることで基本料金が一本化され、ガス代の基本料が不要になります。都市ガスとの比較では、電気料金のみの方が安くなるケースが多いです

  2. 夜間電力などおトクなプランが利用可能
     エコキュートや蓄熱暖房機を夜間に稼働させておくことで、昼間の使用分を節約できます。夜間料金はプロパンガス単価(約23円/kWh)よりも低いことも

  3. 安全性の向上
     ガスを使わないため、火災やガス漏れ、一酸化炭素中毒のリスクが低減。IHクッキングヒーターは火を出さず、室内環境にもやさしい

  4. 災害時に安心
     エコキュートのタンクに溜めたお湯は、断水時に生活用水として活用可能。また、電気はガスや水道よりも復旧が早い傾向があります

  5. 環境負荷の軽減・補助金対応
     再エネ由来の電気や太陽光発電との相性がよく、温暖化対策にも貢献します。自治体や国からの補助金対象設備となる場合も

注意点・デメリット

  1. 初期費用がかかる
     IHクッキングヒーター(約20〜30万円)、エコキュート(約30〜50万円)、太陽光・蓄電池などを導入すると高額

  2. 昼間の電気料金が高くなる可能性
     夜間は安くても、日中の電気単価が高めになっており、日中在宅が多い家庭では光熱費が増えるリスクがあります

  3. 停電時は全設備が使えない
     ガス給湯器がある家ではお湯や調理ができるケースもありますが、オール電化では停電で何も使えなくなる点に注意が必要です。

  4. 水圧やお湯の熱効率
     エコキュートではガス給湯器より水圧が弱く感じたり、湯温が上がるまでに時間がかかったりする場合があります。

  5. 電力料金プランや暮らし方との整合性が重要
     夜間中心の生活や太陽光発電とのセットで初めて恩恵が大きくなるため、自分のライフスタイルや電力プランとの相性を確認する必要があります。

導入前にチェックすべきポイント

  • ライフスタイル(在宅時間、家族構成)に合わせた電気利用パターンを把握しましょう。

  • 電力会社のプラン見直し:夜間料金プランや再エネの選択肢を比較してみましょう。

  • 将来の停電への備え:太陽光+蓄電池や非常用発電機の有無を検討。

  • 住宅性能:高断熱・高気密住宅であれば、ヒートポンプの効率や節約効果が高まります

  • 設備の配置とメンテナンス:エコキュート機器の設置スペースや、定期的な点検費用も考慮を。

まとめ

オール電化住宅は「光熱費の一本化」「安全性」「災害時の安心」「環境配慮」など多くのメリットがあります。しかし「初期費用」「昼間の電力料金」「停電リスク」などのデメリットも明確です。

導入を検討するなら、
ご自身のライフスタイル、住宅スペック、電力プラン、災害時の備えなどを総合的に考え、専門家や施工会社に相談しながら判断するのがベストです。

三重県四日市・ウインクスからの提案
ウインクスではエコキュートやIHなどのオール電化設備を中心に、太陽光発電・蓄電池を組み合わせた提案も可能です。補助金制度の活用やライフスタイルに合ったプランも含めて、安心の住まいづくりをサポートいたします。お気軽にご相談ください。