初めての家づくりでは、契約書にサインするその日が、最も「本格スタート」を感じる瞬間です。
しかしそこには落とし穴が多数あります。事前に注意すべき6つのポイントをおさえ、トラブルを未然に防ぎましょう。

1. 建築プランと仕様は“細部まで”固めてから契約

「契約後に決めましょう」は大きな落とし穴。間取り、設備、建材などは契約前にしっかり確定するべきです。仕様が曖昧だと、後からの変更により 追加費用や工期延長 が発生しやすくなります

2. 工期の明示と遅延時の取り決めを確認

契約書には必ず次の項目を明記させましょう:

  • 着工日、完成予定日、引き渡し日

  • 工期の遅延に備えた対応策(遅延損害金、スケジュール再調整など

仮住まい延長などによる費用発生を最小限にするため、1日あたりの遅延損害金の有無と額も要チェックです

3. 追加工事・仕様変更のルールを定める

工事中の仕様変更や追加工事には、

  • 事前承認の取り方

  • 見積もり・スケジュールへの影響

  • 追加費用の支払い方法

これらを契約書に明記しておくことで、口約束によるトラブルを回避できます 。特に地中障害物や近隣クレームなど、突発的な追加も含めておくと安心です 。

4. キャンセル・解約条件の明確化

住宅ローンが通らなかった場合の「ローン特約」、発注者都合のキャンセルに伴う違約金など、

  • 何%の違約金か?

  • 着工前後で金額は変わるか?
    を契約前に確認し、書面に残しておきましょう。

5. 保証・瑕疵担保責任とアフターサービスの確認

受け渡し後に雨漏りや欠陥が見つかった場合に備え、以下を明確にしておくことが大切です:

  • 構造体の保証期間(法律上は10年)

  • 設備・外装の補償期間

  • 保証対象と補償範囲

  • 瑕疵担保責任の詳細と対応方法

フリーメンテナンスや点検契約も含めて、引き渡し後のアフター体制を確認してください。

6. 印紙税・書面整備・専門家のチェック

工事請負契約書には印紙が必要です(契約金額に応じ200円~60万円)
また、約款、見積書、仕様書・図面・スケジュール表などがセットになっているかも確認を

不安な場合は住宅診断士や弁護士に契約書のチェックを依頼すると、見落としや不利な条項を回避しやすくなります 。

安心契約が、安心住まいにつながる

チェック項目 内容
プラン確定 設備・仕様は契約前に確定
工期 着工・完成・引き渡し日+遅延対策
追加・変更 承認・費用・スケジュール明記
キャンセル 違約金・特約(ローンなど)明示
保証 法定・任意保証期間と範囲確認
書面・税金 印紙、約款一式の整備、専門家相談

家づくりは人生最大の投資。その基礎となる契約を「安心・納得」できれば、後悔のしにくい住まいをつくる第一歩になります。

ウインクスでは

ウインクスでは契約前から専門スタッフがしっかりサポート。プラン確認から契約書の内容チェック、保証内容の整備まで丁寧に対応します。不安点がある場合は、第三者チェックの手配も可能です。安心できる家づくりの第一歩、一緒に歩みましょう。お気軽にご相談ください。