工事スケジュールの基本と進め方 ~家づくりの流れがよくわかる!~

「家づくりってどれくらい時間がかかるの?」「どこで何を確認すればいいの?」
──初めての家づくりで最も不安に感じるのが、工事スケジュールの進め方ではないでしょうか?
この記事では、工事の全体像と各工程でのポイントを、建築のプロの視点からわかりやすく解説します。
これを読めば、工期の遅れを防ぎ、安心して工事を進めるためのコツがきっと見つかります!
工事スケジュールの全体像(標準的な木造2階建ての場合)
工程 | 期間目安 | 主な内容 |
---|---|---|
① 地鎮祭・着工準備 | 約1週間 | 地縄張り、近隣挨拶、仮設工事 |
② 基礎工事 | 約2〜3週間 | 根伐り、配筋、コンクリート打設、養生 |
③ 上棟(建て方) | 約1〜2日 | 柱・梁の組立て、上棟式(任意) |
④ 屋根・外壁工事 | 約3〜4週間 | 屋根葺き、外壁張り、防水処理など |
⑤ 内装・設備工事 | 約4〜6週間 | 断熱・配線・内装・キッチンなどの施工 |
⑥ 仕上げ・検査 | 約1〜2週間 | 美装、社内検査、施主検査、手直し |
⑦ 引き渡し | ー | 完成後、鍵のお渡し・保証説明・引越し準備 |
※全体で約4〜5ヶ月程度が目安(天候や規模により前後あり)
各工程で「確認すべきこと」と「注意点」
1. 【着工前】地鎮祭・近隣挨拶を忘れずに
・地縄(建物配置)を一緒に確認
・騒音や工事車両について近隣へ丁寧な挨拶を
2. 【基礎工事】配筋検査と養生が大事
・第三者による配筋検査(JIOや住宅瑕疵保険)で施工品質を確認
・コンクリート打設後の養生期間をしっかり確保してもらうことで強度が安定
3. 【上棟】工事が一気に見えてくる
・「上棟式」は省略も可能だが、職人さんへの感謝の機会として人気
・柱や梁の太さや配置を確認できる最後のタイミング
4. 【内装・設備工事】現場での“再確認”が大事
・コンセント位置・収納棚・建具の開き方向など、現場でのイメージ確認がミスを減らす
・照明やクロスは施工前に「色味」や「質感」を再確認!
5. 【完成検査】小さな不具合もこのタイミングで
・最終チェックで気になる点は遠慮なく指摘を
・キズ、汚れ、建具の調整、給排水・換気の動作確認などチェック
スケジュール管理でよくある質問
Q1:雨が続くと工期が延びますか?
→はい。基礎工事・屋根防水前の雨天はスケジュールに影響します。あらかじめ余裕を持った計画が重要です。
Q2:施主の確認不足で遅れることはありますか?
→あります。特に仕様決定(色・設備)や承認書類の遅れが原因になることも。定期的な打ち合わせと記録が大切です。
Q3:変更・追加工事はどこで反映されますか?
→タイミングによりますが、内装工事前までが最も柔軟です。コストや工程への影響も必ず確認しましょう。
ウインクスの現場スケジュール管理の特徴
株式会社ウインクスでは、工程表の共有・進捗報告・現場確認立会いなど、お施主様が安心して見守れるような仕組みを整えています。
工事中の写真共有や日報の発信もご希望に応じて対応いたします。
「流れを知ること」が、理想の住まいづくりの第一歩
家づくりの工程を知ることで、「いま何が行われているか」「次に何を確認すべきか」が明確になります。
施工側にすべてを任せるのではなく、スケジュールを一緒に共有することで、満足度の高い家づくりにつながります。
ぜひ、本記事を参考に、安心できる家づくりをスタートしてください。