田舎の土地を売りたいときには、第一に都心部と比較して需要が少ないことに加えて、遠隔地の土地売買は手間がかかるということを理解しておきましょう。売却前に気をつけておくべきポイントを解説します。

田舎の土地を売る際の注意点

  • 地元の不動産会社を味方につける
  • 田舎に見合った適切な価格設定をする
  • 余裕を持った売却スケジュールを立てる

田舎の土地を所有していても、地元にいないために周囲の取り引きについての情報収集が難しいことがあります。
そのため、不動産業者や地元の知人に相談し、信頼できる情報を得ることが重要です。
また、遠隔地での土地売買は物件の状態を確認することが難しいですが、購入希望者に対してできるだけ詳細な情報を提供することが大切です。

さらに、田舎の土地は地価が低いことがあるため、市場調査をしっかりと行い、適切な価格を設定することが重要です。
土地総合情報システム」などで成約価格ベースの相場がわかりますので、参考にしましょう。

土地売却手続きについても、遠隔地の不動産会社とのやり取りがスムーズにいかないことがあります。
そういったことも含めて考え、売れるまでに1年以上はかかることも想定しておきましょう。

田舎の土地を売るコツ

都市部から田舎に住み替えたいというニーズもあるため、適切なアプローチを取れば早期に買い手を見つけることが可能です。また、田舎ならではの土地を売るコツがありますのでご紹介していきます。

一般媒介契約で売る

もし田舎の土地を売るのに不動産会社に仲介を依頼するのであれば、一般媒介契約がおすすめです。
一般媒介契約とは、複数の不動産会社に同時に売却を依頼する契約のことで、より多くの買い手にアプローチできるため、土地の売却がスムーズに進む可能性が高まります。

空き家バンクに登録する

空き家バンクは、所有者が手放すことが難しい空き家を自治体が管理し、新たなオーナーを見つけるための仲介サービスを提供する機関です。自治体によっては更地でも登録できます。
もし売れない期間が長引きそうだと思ったら、自治体への相談を検討してもよいでしょう。

土地の隣地所有者に購入を打診する

売りたい土地の隣地所有者に、土地を購入してもらえないか打診することもおすすめです。
第三者にとってそこまで需要がない土地だったとしても、隣地所有者から見れば土地を大きくできることで活用の幅も増えるため、前向きに検討してもらえることが多いです。