土地を売りたいと思った時、まず何をすればいいのか迷う方も多いかと思います。土地売却を成功させるためには、事前準備しておくことが重要です。

土地を売りたいと思ったら確認すべきこと

  • 土地の所有者が売り主の名義になっているか
  • 必要書類がそろっているか
  • 土地の価値や境界を知っているか

そもそもの基本として、土地の所有者が売り主の名義になっているかを確認しておきましょう。

自身で購入した土地であれば問題ありませんが、相続した土地の場合だと名義変更がなされていないケースも珍しくありません。
土地の所有者の名義は登記簿謄本に明記されています。

土地を売りたいと思ったら、土地の権利書(または登記識別情報通知書)、実測図の2点は最低限用意しておくのがおすすめです。
もし購入した土地であれば、売買契約書も必要になります。

また、売りたい土地の価値を自分でも調査しておくと交渉の際に有利になります。
土地の取引相場は「土地総合情報システム」で見ることができますので、同エリア内の土地を検索して目安として頭に留めておきましょう。

土地の広さや形も価値に影響するポイントですので、測量して把握しておくことが重要です。
さらに、隣地との境界を確定する「確定測量図」は契約時に必要になるため、現況測量ではなく境界確定測量を行っておきましょう。

土地を高く売りたい人におすすめの方法

隣地所有者に声をかけてみる

隣地所有者が自分の土地を増やしたいと考えている場合、スムーズに売却できます。
不動産会社に隣地に打診するよう伝えておくと、価格交渉や契約手続きなどが迅速に進められます。
自分で声をかけてもよいのですが、不動産会社との契約が専属専任媒介契約の場合は売り主が買い主を選んで取引することはできないので注意しましょう。

越境の覚書を締結しておく

越境の覚書とは、隣接する土地との境界や利用条件などを取り決めた書面のことです。
塀や木の枝など隣地との越境物を含めた利用条件を明確にしておくことで、将来的なトラブルを防ぐことができます。
それによって土地の価値が上がることもあります。

廃墟や廃棄物は撤去する

廃墟や廃棄物がある場合、それが土地の価値を下げる可能性があります。撤去することで、土地の美観や安全性を向上させることができ、土地の価値が上昇し、高く売ることができる可能性が高くなります。

基本的には不動産会社が主体となって進行されるため、準備がなくとも取り引きをすることは可能です。
しかし、このようにご自身でも準備したり知識を身に着けておくことで、より納得感のある土地売却が実現できます。